ボリビア・ラパスに向かう途中でストライキに遭う話

こんにちは〜。

リアルではメキシコ・カンクン。
英語圏からスペイン語圏に来たらとたんに強気。(ダメだな〜)
カンクン、今までの旅の中では一番の湿気と暑さです。
暑くても湿気がなかったら良いんだけどなあ。
朝食食べるだけでもマラソン終了後のようにダラダラと汗が滴り落ちるこの状況.....。
そして私のテンパが水を得た魚のようにぴんぴんと跳ねてます。そんな跳ねんでいい。

では続き。
クスコでは市場巡りなどしながら楽しく二週間程滞在しましたが、
そろそろ移動しましょう。
と言っても移動先は再びボリビア。世界一標高の高い首都・ラパスです。

2/23(日)
ペルーのクスコのバスターミナルを同じ宿のエリちゃん(学生さん)と22:30に出発。
南米ではバスターミナルを利用する際にターミナルフィーと称されるものを支払います。
しかもこれチケットとは別で、毎回めんどくさいなーと思います。
値段も1.3ソル(50円弱位?)とかよくわかんない値段だし....。

クスコのバスターミナル。

ここで宿で一緒だった男子大学生と会い二、三言だけ言葉を交わし、
バスに乗る寸前にもすれ違った(何か独り言言ってた)のですが、
彼は同じバスだったのにも関わらず同乗していませんでした。
それは何故かというと(私も他の旅行者から聞いた話なので詳細は不明なのですが)
彼がほんの一瞬だけ荷物から目を話した隙にそれらが盗まれてしまい(!)
しかもそれが貴重品の詰まったサブバッグだったという....。
あ〜〜、だからバスに乗る寸前「やられた」的な言葉を呟いていたのか。

更に(これも他の旅行者から聞いた話)彼はその後バスに乗るのを諦めて宿に戻り、
カード類は無事だったのでお金を下ろそうとATMにカードを入れたら
それも出て来なくなったという....まさに泣きっ面に蜂。
こういう事ってあるんだな.....と他人事のように思うけど、明日は我が身。
南米はびっくりする程こういう被害の話を聞きます。皆何かしら盗られてるというか。
私も気をつけよう;
ちなみにその後の彼の動向は不明です....
短期旅行者だったのでもう日本に帰ったのかもしれません。(可哀想に....)

バスはとくに遅れもせず発車。
夜なので、すぐ消灯.......
continente(バス会社の名前)のバスは座席が広くて足伸ばせていいな〜と思いながら
コテンと寝てしまいました。

2/24(月)
目が覚めたら朝7:30でした。しかも野原の中。
バスのスタッフが目覚め頭にほにゃらほにゃらと何か説明しています。
よくはわからなかったんですが、「ストライキがあってこれ以上進めない。」とのこと。

ええええ〜〜〜〜〜と思ったものの、
この時はまだ事の重大さがわかっていませんでした....。一応皆に倣い外に出てみます。

困り果てる皆。
(余談ですが左に写ってる眼鏡の長身のコミカルな彼はバックパックに
木で出来た大きいスプーンをいくつもぶら下げていて
「えー!今一番必要ないものー!」と皆につっこみを受け、周囲を和ませていました。笑)

幸い天気は良好で、ピクニックでもしたくなるような青空。
コンクリートの一本道の周りは見渡す限りの緑の草原。
その中にちょこちょこと民家が並び、ヤギがうろうろする姿も。
ストライキでなかったらピクニックでもしたいところ.....。

周辺。なにもない。

バス前で説明を受けます。(説明と呼べないようなものですが....)

でも乗車していたバスの後ろと前には同じように足止めをくらったバスがずらり。
きっとストライキでもなかったらこんな所で下降車することはまず無かったでしょう。
日本人勢はかなりの人数乗ってましたが、スペイン語がわからないので英語に訳して貰い
なんとか理解しようとします。
(女医さんの卵が7人位居て、その中の一人が帰国子女なのか完璧な英語を操ってました)
しぜんボリビア人ドライバーとのやりとりはスペイン語が出来る旅行者になるわけで、
この中でもコロンビア人の青年が旅行者を代表して交渉をしてくれてました。
日本人は情けない事にただ状況を見守るばかり....。

先ほどのコロンビア青年がストの代表者に会いに行く!と車の進行方向へ歩いて行きます。
「皆で行こう!バモス!(行くぞ!)」
とばかりに旅行者を引き連れストの現場まで行ってみましたが、
それがなんとも.....しょぼいって言い方は良くないのかもしれませんが、
車を止めている現場にはバリケードのつもりなのか、
土のついたコンクリの欠片が転がっているだけ、その横にはゆるい雰囲気の中
雑談するインディへナのおばちゃん・おじちゃん。
ストって言われなかったらただの井戸端会議だよ、これは.....。

しかも聞いてみるとこのストの理由が「電気代下げろ」.......えーーーーーー???

正直なところ、外貨をボリビアに落として旅する外人旅行者には
このストは無縁なのでは....と感じてしまいました。
しかもこんなひっそりとしたストを起こしたとてこの声がボリビア政府のどこまで
伝わるんでしょうか。
そんな事を考えているうちに、コロンビア青年が赤い顔をしながら必死に
代表者と話をさせてくれ!と訴えたのですが、代表者はここには居ないと。
(いないのー!?)
しばらくして代表者が来て、一度は「通っても良い」という話になったみたいなんですが、
それも何故かダメになったと。どっちやねん??

ちゃんと詳細はわからなかったのですが、代表者は「通って良い」と言ったけれど
ボリビアーノのドライバーが運転するのを嫌がり、後半は彼の説得になってたとか....。
仕事しろよ、って感じですが、地元民の気持ちを考えると運転出来なかったのかな....。
うう、う〜ん....。

しょぼいバリケード。大体こんなん。

ああ、言葉が出来ないってはがゆい.....そして情けない。
ヨーロピアンの旅行者はボリビア人達とガーガーやり合ってます。
一度はかなり人が集まってきて「おっ、一触即発か?」って雰囲気になったんですが
それもなんとなく治まり、でも結局ストは何事もなく続くらしく、
私らは一度バスに戻り仮眠をとることに....。
(て、表面上何も進展を見せてないんですけどねっ!)

バスの中

少し寝てバスが寝心地いいのが救いだな、と思いつつ起きて状況確認すると、
「近くの村までなら30分。そこまで行ってバスを拾うか」やら
「ボーダーは◎時に閉まるから歩いて出るなら今出ないと難しい」やら
「歩いて山を越えて行かないとバスが無い」.......などなど、
確実とは言えない色んな情報が飛び交います。

その情報を聞いてか聞かずか、複数人の旅行者がバスを後にして出発する事にしたようで。
私はしばらくここで様子を見る事にしました。
きっと動いても動かなくても到着する時間はさほど変わらないかもしれない、
先に出発した旅行者がバスに乗っていたらもう発車出来るバスは無いかも、と
思ったからなんですけど....。
急いでる人達は主にどこかに飛ぶフライトがあったとか、
そんな理由がある旅行者ばかりでした。そりゃ焦るわ。
先ほどの女医さん方も、明日のフライトに乗らないとまずいようで。
今日じゃなくてよかったというべきか、でも明日にも到着できる保証も無い訳で....。

お昼過ぎ、食料と水に不安を覚え、近くの村まで歩いて行ってみます。
その途中にバリケードはいくつも存在しますが、ひょいっと乗り越えられてしまうような
質素なものばかり。

購入した数々

掘建て小屋商店でクラッカーや水、パン等を購入します。
なんだかこの時私は、ボリビア人やボリビアに対して何か酷い事をしたかな?
すんなりと入国させてもらえない、足止めを喰らうような事をしたかな?と
ずっと考えてました。
でもきっと不特定多数の人が困るのがストライキなんだよなあ.....
それでもこの声は政府には届かない.....解決するのか?いやしないだろう、....と
ぶつぶつと考えていました。

車に戻ろうとすると、なんと乗っていたバスが動いている!!!
声をかけ、ドアを開けて貰い飛び乗ります。
バスの中の皆と動く、動く!と皆喜び合ったのも束の間、更にまたそこから2時間ほど停止。

も〜〜〜思わせぶりやめてよ〜〜〜〜〜と言いたくなりましたが、
焦ってもダメなので寝る事に。もう外は真っ暗です。
この広い草原で安心して身を寄せて眠れるのはこのバスだけ....もうなるようになれ......

しばらくして、少しずつ、少しずつバスは動きを見せ、
やっと普通の速度で走り出しました。
そして、やっとボリビアのボーダーに着いたのは夜の21:30.....。

ボーダー前。割と賑やか。

当然のようにボーダーは閉まってます。一応夕食を、と言う事で自由時間。
ホテルもあるけど、今日はバスの中で一泊だよね.....

ひとまず日本人仲間と適当な店に入り食事。
あ〜〜〜、どんなに質素な食事でも、あったかいスープが有り難い。
ここでようやく人心地。

左、しょっぱく固い肉と塩入りで炊かれた米、右が豆?のスープ。
質素でもありがたや。

そして23時には就寝。
まあこのバスが寒かった。友達は風邪ひいてました。クシュン。

2/25(火)
昨日はバスの中でガチガチに冷えながらなんとか眠り、早朝5:30に起こされました。
さ、さみ〜!と言いながらこの寒さの中2時間並びました。もはや笑うしかない。
7:30頃国境越えの列がわらわらと動きだし、ペルー、出国。
全く注目してなかったけど来たらめちゃくちゃ大好きになった国ペルー!
また来るよ!

ペルーさよなら。

歩いて国境越え。

後ろを振り返ると。
ペルーの可愛いロゴが好きだった....!

8:30にはボリビアに無事入国。(ここでボリビアタイムになるので1時間時計を進めます)
9:00にはバスに再度乗り込みます。
あとはラパスを目指し、バスに乗っていればいいだけ。
安心と眠気と疲れに身を任せ、何もない荒野を眺めながらうつらうつら.....

荒野。

でもその眠りもバスに乗り込んで来た警官に破られ、パスポートチェック。
ちぇっ、眠らせてくれよう。(睡眠だけは沢山取ってるけどね;)

しばらく順調に進むバス。もうラパスは目の前。
乗車していた誰もがもう無事にラパスに着くと思っていた....と思われるんですが、
一難去ってまた一難。

バスが止まりました。
不吉な予感。

なんと、またストです。
またスト。......またスト.....またスト.....(エコー)
もうええっちゅうねん。
なんでこうもうまくいかないのでしょう.....。

でも幸いなことにラパスまでほんのちょっと手前で止まったようです。
もうしょうがない、歩きましょう、歩きましょう。
大きなバックパックを背負い皆と歩き出します。

一緒にストを乗り越えた仲間たち。もうラパスが目の前なのでなんとか頑張れそう。

途中ストのメイン会場?となってる場所を通ったのですが、
ボリビア人が大勢集まり、その周辺には屋台やアイス屋などが並ぶさながらお祭り会場。
「チーノ、チーノ(中国人)」と呼びかける声を無視しながら
「なんかゆるいんだよなあ....」と思いつつも多少の怒りを感じずにはいられませんでした。

途中でなんとかタクシーを捕まえ、ちょっと高いけどいいやとばかりに
そのままホテルまで行ってもらいました。皆とシェアだからいいよね。

そしてホテル(アウストリア)に着いたときの安堵感と言ったら!!!
ああ。着いた、やっと着いた。
更にここでは日本出国〜チリまで一緒に旅していた福岡組の皆との再会もありました。

この日はラパスに着いたお祝い(?)ということで
けんちゃん(日本食レストラン)にて皆で食事。
沁みた〜〜。

トンカツ。トンカツは神様です(なんのこっちゃ?)しかも麦茶付き。

ここで改めてラパスの紹介を少し。
先ほども書きましたが、ラパスは世界一標高の高い首都。その標高、3700m。
更にラパスの空港は4000m近い高さにあり飛行機などで
一気にここまで来ると高山病に罹る人も少なくないとか。
街は珍しいすり鉢状になっており、高所になるほど土地が安くなる為
お金のある人がすり鉢状の下の方、無い人は上の方に住むという構図が出来上がっている。
(後ほどすり鉢状の街の写真載せます)

今回ストに遭った事で南米最貧国といわれるボリビアについて考える
良い機会になりました。
世界最大の塩湖や、世界遺産などにも登録されている鉱山など豊富な資源はあるものの。
鉱山で働く鉱夫の勤務状況は劣悪を極めるそう。
更に標高が高すぎて作物が採れにくく、こちらの食事は生野菜が少なく
山でも育ちやすいとされているじゃがいもが必ず添えられている状況です。
そんな状況を見ても私たち旅行者に今出来ることと言ったら観光して
ボリビアに外貨を落とすこと位しかないんですが.....。
出来るだけお金落とします、ボリビアに....。(それでいいのか??;)

さて無事ラパスに到着したので、次回以降はラパスライフ&山登りなど!
いやほんとに着いてよかった。

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